家族

家族が仲良くなるにはどうしたらいいか。動機と行動について

うちは家族仲がかなり悪かった。

暴君としてふるまう父親と、

それに一切逆らえない抑圧された家族という構図。

物心ついたころより殴る蹴るされていたので、

父親に対する極度の恐怖心が埋め込まれていた。

それで、高校くらいになると会話もなかった。

朝起きて会っても、お互いおはようとか挨拶もなし。

一緒にご飯を食べるということもなく、

私は必要なこと以外はリビング等共有スペースに姿を表すことがなかった。

 

仕事のことで意見がぶつかり、

父親は私を追い出すことになる。

全く悲しみとかもなく、

ただただ新しい一人暮らしという生活に突入する

不安と期待が入り混じった感情だけがあった。

 

家を出て数年。

親の援助など一切なしで生活を楽しんでいた。

同じ町に住んでいて、諸事情によりいやいやながら一か月に一回は親元に顔を出していた。

 

ある時、本を読んでいて、

理想の家族像が描かれたものだったのだけど、

それとうちの家族があまりにもかけ離れていることに気が付いた。

親が嫌いだったが、その時に考え始めた。

そしてたどり着いた考えが、

自分で最善を尽くして嫌われるならどうしようもないが、

何もしていないのにうちの親終わっているというのは、

負け犬の遠吠えと同じだな。

 

そこで、給料入るたびに親に酒をプレゼントしに持って行った。

親が出張だというなら、これでうまいもの食ってきぃやと現金をあげた。

 

こっちが歩み寄ったら、向こうもそれとわかるようで、

向こうも歩み寄ってきた。

そして、うちの家族はある程度和解した。

 

ただ、残念ながら三つ子の魂百歳までというが、

小さいころに植え付けられた感情はどうしても拭い去れず、

親に対して恐怖しかなく、愛情を全くいだけなかった。

ある程度関係が良くなると、以前に比べるとすごい進歩したなと満足した。

 

さらに、10年以上親と精神的にはなれて生活し、

物質的にも一切頼ることなく生活していて、

親の必要というものを感じにくくなってしまっていた。

 

女性との恋と同じかもしれないけど、

好きでもない相手を好きになるのはかなり難しい。

自分の感情を動かすのはかくも難しいものかと思う。

 

産んでもらった感謝を示しなさいとか言われるけど、

そんなものうち側から全く湧いてこないのに、

感謝してますとか言うのは詭弁じゃないのかな。

大人の世界ではそういうのは必要だとは思っているからできることはできる。

 

そんな家族だけど、

ある程度はいい関係を今も保てている。

子供の時は思ってた。

こんな親の元に生まれてなんて不幸なんだ。

結構多くの人がそう思っているんじゃないかな。

社会に出ると、自分よりはるかに悲惨な親の元に生まれた人なんかゴロゴロいるんでけどね。

井の中の蛙。その当時は自分が世界で最も不幸のように感じていた。

 

理想の家族だけど、

簡単に言うと、愛情にあふれた家庭環境。

あと、これは自分一人の努力ではできないのが難しい。

でも、自分が努力しないといつまでたってもいい家庭になる可能性すらない。

だから、親がどんなにしょぼかろうが自分は努力しようと思った。

 

とまぁ、こんな感じで家族関係を改善しようと

かなり前向きに努力した結果、

思っていた以上の成果を得てしまったのではあります。

家庭関係を改善しようという決意を持った理由は、

こちらの本を読んだ結果です。

参考にしていただけますと幸いです。